2027年度採用情報

職員インタビュー

チームで子どもの「いいところ」を伸ばす療育

塚本 瞳さん

  • 作業療法士
  • 児童発達支援事業所 ミモザ
  • 正規職員
  • 一般
  • 2025年入社
  • 2年目
  • 中途

将来的にその子に何が必要かを考える

高校では、臨床検査技師を目指していましたが、先生の勧めもあり、リハビリの専門学校に進学しました。実習を通じて、「子どもと接する仕事もいいな」と思い、子どもに関わる作業療法士の道を選択しました。

在学中には、精神疾患のある若い人たちと接する機会がありました。その中で、幼少期に専門的なケアを受けられず、もともとの特性に加えて、環境要因による二次疾患を抱えてしまうケースがあると知りました。幼い頃からの適切なサポートが重要だと現場で痛感したことも、この仕事を選んだ理由の一つです。

専門学校を卒業したあとは、療育センターに勤務。退職後、しばらくの休養を経て、大分県福祉会に入職。清明あけぼの学園が運営する、児童発達支援事業所「ミモザ」で、療育をおこなっています。

集団の中にいると、注意されたり、周囲からいろいろ言われたりしてしまうことが多い子どもたちがいます。そんな子どもたちが、普段の保育園での集団保育の環境でも座って過ごせる時間が増えるなどの変化が生まれたり、家庭でのかんしゃくが減ったりしたケースもあります。まずはミモザという小さな集団で療育をすることで、周囲から褒められたり、喜ばれたりして自信を持てるようになる。
そうやって、本人がもともと持っている「いいところ」を見つけて、伸ばしていけることが療育の魅力です。

同時に、保護者一人ひとりの希望や家庭での様子を聞きながら、将来的にその子に何が必要かを考えていきます。たとえば、小学校入学前に、集団で過ごせること、周りのみんなとも楽しく遊べること、困ったときに大人に伝えられることなどを目標にすることが多いですね。ミモザは、滝尾保育園の敷地内で運営しています。園児たちとともに過ごす時間の延長で、1時間ほどミモザで過ごしています。体を動かす活動や制作、座って遊ぶなどの療育プログラムを複数名でおこない、その間に個別のプログラムも入ります。

保育園に併設された療育機関のメリット

前職では、個別療育を専門に担当していました。2人きりのときは視線を合わせたり座って過ごしたりできても、集団に入ると難しくなるお子さんもいます。また、当時は1人で、1日9〜10人の療育を担当していました。そのため、関われる時間は、1回1時間程度に限られており、もどかしさもありました。1人が複数名を受け持つ環境では、ほかの先生との連携や相談があまりできず、1人でできることにも限界を感じていました。

その点ミモザは、午前5人、午後5人など余裕を持っておこない、1人ではなくほかの職員と一緒に対応します。保育園で他者と生活を送るなかで、個別では見えにくかった日常での困りごとなどが見えやすく、変化もわかりやすくなりました。通常保育をしながら療育も受けられる点は、保護者の方にとっても、心理的なハードルも下げることにつながっていると思います。

また、作業療法士の私たちもクラスの中に入るので、普段から子どもたちを見守っている保育士さんとの連携もしやすいです。情報の共有もできるようになり、同僚と保育や療育について考えを共有しあえる、学びのある環境になりました。職場の年齢層も広く、わきあいあいとした雰囲気で和やかです。ミモザを利用していない園児も私のことを覚えてくれて、名前を呼ばれたときは嬉しかったです。子どもたちはみんな、本当にかわいいですね。

現在、全国的に保育園と療育機関が連携する動きは広がりつつある状況です。集団療育に取り組んでいるほかの園に見学にいくこともあり、園同士の横のつながりも少しずつ生まれています。

勤務も安定しており、ほとんど定時に退勤できています。自分自身の子どもと向き合う時間を持てるようになりました。転職して、より理想とするライフスタイルに近づいたと感じています。
とはいえ、すべてに満足がいっているわけではなく、まだまだ成長しなくてはならないこと、変えていきたいこともあります。たとえば、保護者との関係づくりには、まだ難しさを感じています。直接話す機会がそれほど多くなく、連絡帳だけでは細かなニュアンスまで伝えにくいこともあります。できるだけ顔を合わせて話ができる関係をつくっていきたいですね。
また、周囲の人との関わりが苦手な子どもに向けた「SST(ソーシャルスキルトレーニング)」や、学校で板書をノートに写す際などに必要となる目の使い方を養う「ビジョントレーニング」についても勉強しています。これからしっかりと身につけ、ミモザでの療育に還元していきたいと思っています。

※記載内容は、2026年7月時点のものです。

1日の仕事の流れ日勤

  • 8時 出勤、連絡帳チェック
  • 9時 室内、外遊び
  • 10時 運動、制作活動、個別療育
  • 11時 昼食準備
  • 12時 昼食、記録
  • 13時 午後の活動準備
  • 14時 運動、制作活動
  • 15時 個別療育、おやつ
  • 16時 記録
  • 17時 退勤

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