小さな変化にも気づけるように
「うえの園」は、障害のある18歳以上の方々が暮らす施設です。トイレや入浴など、日常の生活のなかで、1人ではできない部分をお手伝いしています。
4年間勤務してみて、日々の小さな変化を見逃さないことが大事だなと感じています。自分から困っていることをアピールできない人もいるので、早い段階でこちらから気づけるようになってくると、それぞれの安心につながるように思います。
最初の頃は、利用者さんが不安定になったときに、自分ではどうにもできなかったのに、他の職員が対応したら落ち着くこともあって、何が違うのだろうと悩んだ時期もありました。
いろんな場面や経験を経て、利用者さんが困っているときだけ動いてもだめで、日常的な会話やあいさつのような、ちょっとした声かけをすることで、普段のようすを把握し、信頼を積み重ねるようにしています。笑顔で返してくれると、こちらも思わず笑顔になるし、この仕事が楽しいと思えます。
実は最初に、「大分県福祉会」に入ろうと思ったのは、生まれ育った地区に「児童養護施設 森の木」があり、同級生の友だちもいて親しみがあったからです。中学・高校の教員免許を持っているので、いずれはそうした資格を活かして子どもたちに関わる仕事もチャレンジしてみたいです。
さりげなく引っ張ってくれる先輩
「うえの園」では、いつもと様子の違う利用者がいたら、すぐに内部で情報共有するのですが、常に職員同士のコミュニケーションが取れていて、やりとりしやすいです。
先輩たちは、将来的に大切になることもさり気なく教えてくれて、引っ張ってくれる人がいるんです。覚えることがいっぱいで大変ですが(笑)。
1年目は、社会人としての経験もなく、周りの先輩と比較してできないことが多いので、弱気になってしまうこともあると思いますが、身近に聞きやすい人たちがいるので、乗り越えられると思いますよ。
休日も取りやすくて、みんなそれぞれに充実した過ごし方をしている印象です。僕は1人でカラオケや映画館、旅行へ行くことが好きなのですが、今は新型コロナウイルスの影響で難しいので、早くそうした活動が自由にできる日に戻ってほしいですね。
- 8時 出勤、1日の流れの確認、掃除
- 9時 宿直職員からの引き継ぎ
- 10時 体操などの活動
- 11時 口腔体操、移動手引き、記録入力
- 12時 昼食・歯磨き・服薬の支援
- 13時 休憩
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13時30分
14時 入浴支援、移動手引き - 15時 おやつの準備
- 15時30分 休憩
- 16時 記録入力、買い物
- 17時30分 退勤
※記載内容は、2021年7月時点のものです。