2025年度採用情報

職員インタビュー

障がいのある方と、自分も「一緒に楽しむ」という姿勢を大切に

平安 智哉さん

  • 生活支援員
  • うえの園
  • 正規職員
  • サブリーダー
  • 2012年入社
  • 13年目
  • 新卒

学びや業務の幅の広がりが、自信につながる

うえの園で生活支援員として働いています。兄に知的障がいと身体障がいがあり、小さい頃から福祉は身近な環境でした。おむつ交換や食事の手伝いなど、昔からの経験が活かせるのではいかと思い、福祉の道を志望しました。「うえの園」は学生時代に実習先の一つとして訪れ、いろいろな勉強ができるのが良いなと思って入職を決めました。

私はいまうえの園に配属され12年目なのですが、有効期限があるものも含めて3つの資格をもっています。まず、「相談支援専門員」です。うえの園だけではなく、社会のさまざまな福祉サービスを利用するための窓口の役割となります。相談内容をもとにどのような支援や施設が適しているかを一緒に考え、関係者につなげていきます。うえの園では、5年を経た全員がこの研修を受けます。次に、利用者それぞれの支援計画を作成する「サービス管理責任者」という資格です。この資格がある人は、第三者的な立場で現場全体を把握するリーダーとして現場の職員を引っ張っていく役割もあります。最後に「強度行動障害支援者養成研修」では、突然大きな声を出したり自傷や他害をしたりする理由について理解し、安心できる方法を学びます。うえの園は半数以上の方が重複障がいのある方、障がいの支援区分でいうと4以上の方なので、職員のほとんどがこの資格を取得しています。

施設には、過去の日誌のデータなどがあるので、それをもとに情報共有をします。園独自の取組として、利用者のプロフィール表なども作成。障がいの特性によって接し方が違うので、わかりやすく詳細に書いています。最近では生活支援の仕事以外にも、新しく入った方のOJTや勤務表の作成なども任されることが増えて嬉しいですね。それが自信につながっています。

勤務体制は、早出、遅出、夜勤明け、日勤とバラバラでランダム。「大変でしょう」とよく言われますが、学生のように毎日決まった時間よりも、変化のある方が性に合っている感じもしますね。とはいえ、生活リズムは一定ではないので、そうした勤務も柔軟に対応できるように、もっと体力をつけたいです。

学びにプラスして、いろいろな瞬間を共有すること

学びだけではなく、現場経験もとても大切です。実際に働き始めると、授業で聞くのとリアルな現場との違いにびっくりしたのを覚えています。新人のときはとくに、先輩職員が話しかけると返答があるのに、自分のときは態度が違うこともあって、どうすれば信頼関係を築けるのか悩みがちです。また、福祉の仕事は支援することが仕事だというイメージがありましたが、実際は、利用者の可能性に寄り添い、側で見守る姿勢も大切なときもあります。経験豊富な職員が多いので、先輩たちが臨機応変に対応する様子を見ていると、「入ったばかりの自分は役に立っていない」とプレッシャーを感じたり、落ち込んだりすることもあります。でも、気にしなくていいんです。最初はみんなそうですし、先輩がいてフォローしてもらえる環境のなかで、ハードな経験も乗り越えたら、ちゃんと糧になっていくと思います。

とはいえ、私自身も日々成長していて、いまでもやっぱり大変なことはあります。それは、利用者がパニックになったときです。急に予想外の行動や、自分を傷つける行動などをすることもあるので、常に緊張感があります。そういうときは、利用者の方を傷つけたりしないように、職員もケガのないように、落ち着いて対応するようにしています。一筋縄ではいかないことも多い仕事ですが、それが当たり前、前提みたいな気持ちです。相手も一人の大人なので、創作や散歩といった好きな活動を通して、私も一人の人間として向き合い、「一緒に楽しむ」という姿勢を大切にしています。

障がいの有無にかかわらず人と人とが接する仕事なので、大事なことは、普段のコミュニケーションと同じように、失敗や落ち込むことを恐れずに、たくさんいろんな瞬間を共有してみることです。自分も楽しみながら、相手にも一緒に喜んでもらいたい。そんな気持ちをもって福祉の業界にきてくれたら嬉しいですね。

※記載内容は、2024年7月時点のものです。

1日の仕事の流れ早番

  • 6時 配膳、朝食
  • 7時 予定確認、配置表作成、服薬
  • 8時 送迎
  • 9時 午前の活動
  • 11時 水分補給、全体見守り
  • 12時 昼食、休憩
  • 13時 休憩、午後の活動
  • 15時 記録入力、業務終了

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