あたたかい雰囲気にひかれて
短大の1年生でこちらに実習に来て、その時の雰囲気がよくて就職を決めました。園内で保育士さんの使う言葉が前向きで、褒める言葉が多く、先生同士も得意なことを活かしあって働いている様子をみて、ほかの園とは違うあたたかい印象を持ったんです。園内のそこかしこにある手作りのおもちゃや、園児一人ひとりとの丁寧なかかわり、絵本を大切にしているところも好きだなと思いました。
実習にきた時に、明るくてニコニコした雰囲気がすごく素敵な保育士さんに出会い、こんな風になりたいなと憧れを持ちました。滝尾保育園で働きはじめて3ヶ月ですが、その方と一緒のクラスを担当して、たくさんのことを教わることができ、今とても楽しいです。
担当は2歳児低月齢の5人で、子どもたちと一緒に遊ぶほか、トイレ、ごはんなど生活全般のお世話をしています。あとは、連絡帳を書いたり、掃除をしたり。
楽しいとはいえ、やっぱり、まだまだ大変なことも多いです。特に事務作業はまだまだ慣れなくて、時間がかかってしまいます。最初は「かわいい、かわいい」ばかりでしたが、子どもとの信頼関係づくりは大変だなと実感しています。ほかの先生の言うことは聞いてくれるのに、私の言葉は聞いてくれなかったりすると焦ってしまうのですが、試行錯誤しながら声かけしています。保護者さんとの会話は、毎日緊張していますよ。「こんな言い方や伝え方で大丈夫かな?」と不安になったり、心配したりしています。
でも、困った時は先輩の先生にすぐ聞けるし、優しくあたたかく指導してもらっています。先輩に声をかけやすいのでありがたいですね。いつも助けてもらっています。
子どもたちと関わるのは大変だけど、本当に子どもたちがかわいい! 3ヶ月たって、園にも少しずつ慣れてきて「絵本読んで!」「みゆさん!」なんて子どもに言われたら、本当に嬉しくて思わず笑顔になります。
滝尾保育園では、子どもたちや保育士同士が、先生でなく「さん」呼びするのがルールです。最初はちょっと緊張しましたけど、今は距離が近い感じがして気に入っています。
自分にも合うのびのびとした保育方針
滝尾保育園で絵本教育が盛んなことは、実習に来てはじめて知りました。私は絵本に興味があって、短大のときに「認定絵本士」という資格も取得しています。
大学では「おはなし会」というのがあり、読み聞かせや手遊び、ペープサート(紙人形劇)などを経験してきました。そのおかげで、読み聞かせについてはかなり自信がついたと思います。
滝尾保育園では、みんなで一斉に「これをしますよ!」という設定保育でなく、子どもの自主性を大事にした保育をしています。保育士はなるべく静かな声で、園児の声が響く保育園。のびのびした感じが私にとても合っていて、見つけられてよかったと思います。
園によって雰囲気はまったく違うものです。実習が無理でも、見学でもいいから1回はその現場を見ると、園の様子がわかり、自分に合う・合わないがわかると思います。
子どもから力をもらっている毎日、癒やされて元気が出ます。お休みの日もついつい、園児たちのことを思い出して、「なにしてるかな?」なんて考えてしまいますね。まずは「子どもとの関係作り」が今の目標です。大変だけど、毎日の積み重ねを大切にしながら頑張っています。
日勤
- 8時30分 出勤、子どもの体調確認をしながら受け入れ、室内遊び、おむつ交換
- 9時 戸外遊び
- 10時 室内遊び
- 11時 室内遊び、布団の準備、食事の援助
- 12時 食事の援助・片付け
-
13時
14時 お昼寝の見守り、昼食・休憩、廊下の清掃、連絡帳や日誌などの事務仕事、午後の保育に向けた環境作り - 15時 布団の片付け、おむつ交換、保育室の清掃、おやつ
- 16時 室内遊び、保護者さんに子どもの様子を伝えながらお見送り
- 17時30分 退勤
※記載内容は、2022年7月時点のものです。